先端がん治療センター/腫瘍内科
教授　田村研治

教育について

私は、島根大学大学院医学研究科医科学専攻博士課程担当教員です。
領域としては、「臨床腫瘍学」を担当しています。
博士課程では、私が研究指導教官となり研究を進め、学位論文審査を受け合格することにより、医学博士の取得が可能です。
興味のある方は、お問合せください。

医学部教育としては、1年生;早期体験、2年生;「医科遺伝学講義」、3年生;研究室講座配属、4年生; 医学チュートリアルコース（腫瘍・緩和ケア・老年学コース主担当）、5年生; クリニカルクラークシップ「腫瘍内科」、6年生; 「腫瘍内科」臨床実習を担当しています。

卒後専門研修としては、「オール島根内科専門医研修プログラム」の中で、初期研修、後期研修（内科専門研修）が可能で、基本領域専門医の「内科専門医」、サブスペシャルティ領域専門医の「腫瘍内科専門医」の取得が可能です。

上記のように、修士課程教育、博士課程教育も行っています。

研究について

最近のがん治療においては、患者ごとの腫瘍検体における遺伝子（ゲノム）の情報をもとに、抗悪性腫瘍薬を選択する「がんゲノム医療」が導入され、今後も進んでいくことが予想されます。私自身のこれまでの主な研究は、１）抗悪性腫瘍薬（特に分子標的薬）の効果や副作用を推測するバイオマーカーの同定と、２）新規抗悪性腫瘍薬の開発で、「がんゲノム医療」に密接に関係しています。

我々の研究室では、さらなる「がんゲノム医療」の推進を目指して、乳がん、肺がん、胃がん、大腸がん、あるいは膵がんなどに用いられる抗悪性腫瘍薬を対象とし、効果を予測するエピゲノム、ゲノム異常の同定、基礎と臨床の橋渡し研究、臨床研究を行っています。